「catch up with」は英語でよく使われる表現の一つで、日本語では主に「追いつく」「遅れを取り戻す」「近況を報告しあう」などと訳されます。シンプルな表現ながら、様々な場面で活用できる便利なフレーズです。
この記事では「catch up with」の基本的な意味から実際の使い方、類似表現との違いまで、例文を交えながら詳しく解説していきます。
「catch up with」の基本的な意味
「catch up with」には主に以下の4つの基本的な意味があります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
物理的に追いつく
最も基本的な意味は、文字通り「物理的に誰かや何かに追いつく」というものです。
先に行っている人や物に対して、速度を上げて追いつくイメージです。
例文
- I ran faster to catch up with my friend who was walking ahead.
(前を歩いていた友達に追いつくために、私は速く走りました。) - The small car accelerated to catch up with the truck on the highway.
(小さな車はハイウェイでトラックに追いつくために加速しました。) - Wait for me! I’ll catch up with you at the next corner.
(待って!次の角で追いつくから。)
レベルや進度に追いつく
2つ目の意味は、学習や仕事など、何らかの面で遅れていたものに「追いつく」「同じレベルに達する」というものです。
例文
- After missing three classes, I had to study hard to catch up with my classmates.
(3回授業を休んだ後、クラスメートに追いつくために一生懸命勉強しなければなりませんでした。) - Our company is trying to catch up with competitors in terms of digital technology.
(私たちの会社はデジタル技術において競合他社に追いつこうとしています。) - It took her a year to catch up with native speakers in pronunciation.
(彼女は発音においてネイティブスピーカーに追いつくのに1年かかりました。)
近況を報告しあう・情報交換する
3つ目の意味は、「久しぶりに会って近況を話し合う」「情報交換する」というものです。
特に久しぶりに会う友人や知人との会話で使われます。
例文
- Let’s catch up with each other over coffee next week.
(来週コーヒーでも飲みながら近況報告しましょう。) - I caught up with my old college roommate after 10 years.
(10年ぶりに大学時代のルームメイトと再会して近況を話し合いました。) - We should catch up with each other soon. It’s been too long!
(そろそろ会って近況を話し合うべきだね。会っていない期間が長すぎるよ!)
悪い結果が後から現れる
4つ目の意味は、「(悪い習慣などの結果が)後から影響する」というものです。
過去の行動や選択の結果が遅れて現れることを表します。
例文
- Your unhealthy lifestyle will catch up with you eventually.
(あなたの不健康な生活習慣はいずれ影響してくるでしょう。) - All those late nights at work are starting to catch up with me.
(あの仕事での夜更かしの数々が私に影響し始めています。) - His excessive drinking has finally caught up with him in the form of health problems.
(彼の過度の飲酒はついに健康問題という形で影響を及ぼし始めました。)
「catch up with」の文法と構造
「catch up with」は句動詞(phrasal verb)の一種で、様々な文法パターンで使われます。
主な使い方を見ていきましょう。
catch up with + 人/物
最も基本的な形は「catch up with + 人/物」です。これは「~に追いつく」という意味になります。
例文
- I need to walk faster to catch up with my tour group.
(ツアーグループに追いつくために、もっと速く歩く必要があります。) - She’s studying every day to catch up with the top students.
(彼女は優秀な学生たちに追いつくために毎日勉強しています。) - Our technology needs to catch up with international standards.
(私たちの技術は国際標準に追いつく必要があります。)
Let’s catch up (with each other)
「近況を報告しあう」という意味では、「Let’s catch up」や「Let’s catch up with each other」という形でよく使われます。
例文
- It’s been ages since we last met. Let’s catch up soon!
(前回会ってから随分経ちました。近いうちに近況報告しましょう!) - Let’s catch up with each other over dinner next Friday.
(来週の金曜日に夕食を食べながら近況報告しましょう。) - I’d love to catch up with you when you’re in town.
(あなたが町にいる時に近況を話し合いたいです。)
catch up with + 代名詞
代名詞を使う場合は、「catch up with me/you/him/her/us/them」のような形になります。
例文
- Go ahead, I’ll catch up with you later.
(先に行って、後で追いつくよ。) - She caught up with us at the restaurant.
(彼女はレストランで私たちに追いつきました。) - The police are trying to catch up with him.
(警察は彼に追いつこうとしています。)
「catch up with」の発音
「catch up with」の発音は、カタカナで表すと「キャッチアップ・ウィズ」となります。
特に「catch up」の部分は「キャッチャップ」と連続して発音されることが多く、英語のケチャップ(ketchup)に似た発音になります。
発音記号では以下になります。
catch up with = /kætʃ ʌp wɪð/
「catch」の過去形・過去分詞形は「caught」になるので、過去の文脈では「caught up with」と使います。
例文
- I finally caught up with him at the station.
(私はついに駅で彼に追いつきました。) - Have you caught up with all your assignments yet?
(あなたはすべての課題に追いついていますか?)
「catch up with」と類似表現の違い
「catch up with」と似た表現がいくつかありますが、それぞれ微妙にニュアンスが異なります。
「catch up with」と「catch up to」
「catch up with」と「catch up to」はほぼ同じ意味で使われますが、特にアメリカ英語では「catch up to」がよく使われる傾向があります。
どちらも「追いつく」という意味ですが、「catch up with」の方が「一緒になる」「同じレベルになる」というニュアンスがやや強いです。
例文
- I need to run faster to catch up with you.
(あなたに追いつくにはもっと速く走る必要があります。)- 追いついて一緒に - I need to run faster to catch up to you.
(あなたに追いつくにはもっと速く走る必要があります。)- 単に追いつく
「catch up with」と「keep up with」
「catch up with」は「遅れている状態から追いつく」ことを意味するのに対し、「keep up with」は「遅れないように同じペースを維持する」ことを意味します。
例文
- After taking a week off, I need to catch up with my work.
(1週間休んだ後、仕事に追いつく必要があります。)- 遅れを取り戻す - It’s difficult to keep up with the latest technology trends.
(最新の技術トレンドに遅れないようについていくのは難しいです。)- 継続的に同じペースを保つ
「catch up with」を使った一般的な表現
「catch up with」を含むよく使われる表現を紹介します。
「We should catch up sometime」(いつか近況報告しましょう)
久しぶりに会った人や、しばらく会っていない友人に対してよく使われる表現です。
例文
- We should catch up sometime. How about next week?
(いつか近況報告しましょう。来週はどうですか?) - It’s been so long. We should definitely catch up sometime.
(随分経ったね。絶対にいつか近況報告すべきだよ。)
「I need to catch up with my sleep」(睡眠不足を解消する必要がある)
睡眠不足を解消するという意味で使われます。
例文
- After the busy project, I need to catch up with my sleep this weekend.
(忙しいプロジェクトの後、今週末は睡眠不足を解消する必要があります。) - She’s been working overtime all week and needs to catch up with her sleep.
(彼女は一週間中残業していて、睡眠不足を解消する必要があります。)
「Let me catch up with you on that」(それについて後で連絡します)
ビジネスシーンでよく使われる表現で、「その件については後で詳細を伝える」という意味です。
例文
- I don’t have all the information now. Let me catch up with you on that tomorrow.
(今はすべての情報を持っていません。その件については明日連絡します。) - Let me catch up with you on the project status after I speak with the team.
(チームと話した後、プロジェクトの状況についてお知らせします。)
「catch up with」を使った会話例
会話例1:久しぶりの友人との再会
例文
- A: Hey, I haven’t seen you in ages! How have you been?
(やあ、久しぶりだね!元気だった?) - B: I’ve been really busy with my new job, but things are going well. We should catch up with each other properly sometime.
(新しい仕事でとても忙しかったけど、順調だよ。いつかちゃんと近況報告し合うべきだね。) - A: Definitely! Are you free this weekend? We could grab coffee and catch up with each other’s lives.
(ぜひ!今週末は空いてる?コーヒーでも飲みながらお互いの生活について話せるよ。) - B: Sounds perfect! I’d love to catch up with you and hear all about what you’ve been doing.
(いいね!あなたの近況を聞きたいし、近況報告できるの楽しみにしてるよ。)
会話例2:仕事での遅れ
例文
- A: How’s the Wilson project coming along?
(ウィルソンプロジェクトはどうなってる?) - B: To be honest, we’re behind schedule due to some unexpected issues.
(正直なところ、予期しない問題でスケジュールに遅れています。) - A: I see. Do you think you can catch up with the timeline by next month?
(なるほど。来月までにスケジュールに追いつけると思いますか?) - B: We’re working overtime to catch up with our deadlines. I think we’ll be back on track within two weeks.
(納期に追いつくために残業しています。2週間以内に軌道に戻ると思います。)
まとめ:「catch up with」の使い方のポイント

「catch up with」は英語で様々な意味を持つ便利な表現です。
この表現の主なポイントをまとめると、
- 基本的な意味は「追いつく」「遅れを取り戻す」「近況を報告しあう」です。
- 物理的に誰かに追いついたり、学習や仕事の遅れを取り戻したり、久しぶりに会って近況を話したりする場面で使われます。
- 「catch up to」とほぼ同じ意味ですが、特にアメリカ英語では「catch up to」もよく使われます。
- 「keep up with」とは異なり、「catch up with」は遅れている状態から同じレベルに達することを意味します。
- 「We should catch up sometime」や「I need to catch up with my sleep」などの一般的な表現があります。
「catch up with」の様々な使い方をマスターすれば、英語でのコミュニケーションの幅が広がります。
日常会話からビジネスシーンまで幅広く活用できる表現なので、ぜひ使ってみてください。

