「envious」は英語の形容詞で、日本語では主に「羨ましい」「嫉妬深い」という意味を持ちます。誰かが良いものを持っていたり、素晴らしい経験をしていたりすると、私たちはその人を羨ましく思うことがありますよね。そんな気持ちを表現するのが「envious」という単語です。
この記事では、「envious」の意味や使い方、例文などを英語初学者の方にもわかりやすく解説していきます。正しく使いこなせるようになれば、英会話の幅がさらに広がることでしょう。
「envious」とは?意味と基本的な使い方

「envious」は「羨ましく思う」「嫉妬する」という感情を表す形容詞です。他の人が持っているものや能力、状況などを自分も持ちたいと強く願い、時にはそれが自分にないことを不満に思う気持ちを表します。
「envious」の語源はラテン語の「invidiosus」から来ており、「妬み」や「羨望」を意味する「invidia」に関連しています。英語では中世から使われてきた言葉です。
基本的な使い方としては、「be動詞 + envious + of + 羨ましく思う対象」という形で使われることが多いです。例えば「I am envious of her talent.(私は彼女の才能が羨ましい)」というように使います。
また、「envious」は感情を表す形容詞なので、人の気持ちや様子を描写する際に使われます。「He looked envious when I showed him my new phone.(新しい電話を見せたとき、彼は羨ましそうな顔をした)」のような使い方もできます。
「envious」は少しフォーマルな印象を与える言葉で、日常会話では後述する「jealous」などの言葉が使われることも多いですが、適切な場面で使えるようになると英語表現の幅が広がります。
「envious」の文法的な用法
「envious」は主に次の3つのパターンで使われます。
- 主語 + be動詞 + envious + of + 名詞
例:She is envious of my success.(彼女は私の成功を羨ましく思っている) - 主語 + 感情動詞(look/seem/sound/feel など)+ envious
例:He looked envious when I told him about my trip.(旅行の話をしたとき、彼は羨ましそうに見えた) - envious + 名詞
例:Her envious glance made me uncomfortable.(彼女の羨ましそうな視線は私を不快にさせた)
「envious」の発音と読み方
「envious」の発音は少し注意が必要です。英語の発音記号では /ˈɛnviəs/ と表記されます。カタカナで表すと「エンヴィアス」あるいは「エンビアス」と読みます。
この単語の強勢(アクセント)は最初の音節「エン」に置かれます。「EN-vi-ous」のように、最初の部分を強く発音するのがポイントです。
また、「envious」の「v」の音は、日本語にはない音なので少し練習が必要かもしれません。下唇を上の歯に軽く当てて発音します。
発音のコツとポイント
「envious」の発音で躓きやすいポイントをいくつか紹介します。
- 「en」の部分は「エン」と発音し、口を少し開けて発音します。
- 「vi」は「ヴィ」または「ビ」と発音します。
- 「ous」は「アス」と弱く発音します。
何度か声に出して練習してみましょう。「EN-vi-ous」、「EN-vi-ous」と繰り返し発音することで自然な発音が身につきます。
「envious」の例文と使用例
「envious」を使った例文をいくつか紹介します。中学英語レベルの簡単な文から始めて、徐々に応用例も見ていきましょう。
基本的な例文
例文
- I am envious of your new bike.(あなたの新しい自転車が羨ましいです)
- She is envious of his grades.(彼女は彼の成績を羨ましく思っています)
- We were envious of their vacation.(私たちは彼らの休暇が羨ましかったです)
- They are envious of our friendship.(彼らは私たちの友情を羨ましく思っています)
- He looked envious when I got the prize.(私が賞を獲得したとき、彼は羨ましそうに見えました)
日常会話での使用例
例文
- My brother is envious of my new computer.(兄は私の新しいコンピューターを羨ましがっています)
- I felt envious when she talked about her trip to Hawaii.(彼女がハワイ旅行について話したとき、私は羨ましく感じました)
- Don’t be envious of others. Be happy with what you have.(他人を羨ましがらないで。自分が持っているもので幸せになりましょう)
- The children looked envious when Tom showed his new toy.(トムが新しいおもちゃを見せたとき、子どもたちは羨ましそうに見えました)
- My friend gave me an envious smile when I told her about my promotion.(昇進について彼女に話したとき、友達は羨ましそうな笑顔を浮かべました)
状況別の使用例
例文
- 学校での会話
- I am envious of your art skills. You draw so well.(あなたの芸術的センスが羨ましいです。とても上手に描きますね)
- 職場での会話
- Many colleagues were envious of her promotion.(多くの同僚が彼女の昇進を羨ましく思っていました)
- 友達との会話
- He is envious of my collection of comic books.(彼は私の漫画コレクションを羨ましがっています)
- 家族との会話
- My sister is often envious of my long hair.(姉は私の長い髪をよく羨ましがっています)
「envious」と「jealous」の違い
英語では「羨ましい」という感情を表す言葉として「envious」と「jealous」がよく使われますが、これらには微妙な違いがあります。
「envious」は、自分が持っていないものを他人が持っていることに対する羨望や嫉妬を表します。一方、「jealous」は本来、自分がすでに持っているものを失うことへの恐れや不安から生じる感情を指します。
例文
- I am envious of her talent.(私は彼女の才能が羨ましい)→ 彼女の才能は私にはなく、それを羨ましく思う
- I am jealous of my boyfriend’s female friends.(私は彼氏の女友達に嫉妬している)→ 彼氏という自分のものを取られるかもしれないという恐れから生じる感情
しかし、現代の日常英会話では、この区別はあまり厳密ではなくなっており、「jealous」が「envious」の意味でも広く使われています。
特に「I’m jealous!」は「羨ましい!」という意味で非常によく使われる表現です。
使用頻度とニュアンスの違い
「jealous」は「envious」よりもカジュアルで、日常会話ではより頻繁に使われます。「envious」はやや文学的・フォーマルな印象があります。
「I’m jealous!」は友達に「いいなー、羨ましい!」と気軽に言うときによく使われる表現です。一方、「I’m envious of you」は少し硬い表現で、日常会話ではあまり使われません。
英語初学者の方は、カジュアルな会話では「jealous」を使うことが多いということを覚えておくと良いでしょう。
「envious」と「envy」の関係
「envious」と「envy」は同じ語源から来ていますが、品詞が異なります。「envious」は形容詞で「羨ましく思う」という状態を表しますが、「envy」は名詞または動詞として使われます。
「envy」が名詞の場合は「羨望」「嫉妬」という感情そのものを指します。
例文
- Her success filled me with envy.(彼女の成功は私を羨望の念で満たした)
「envy」が動詞の場合は「〜を羨む」という行為を表します。
例文
- I envy your freedom.(あなたの自由が羨ましい)
一方、「envious」は形容詞で、「羨ましく思っている」という状態を表します。
例文
- I am envious of your freedom.(あなたの自由が羨ましい)
使い方の比較
「envious」と「envy」(動詞)を使った文を比較してみましょう。
例文
- I am envious of your talent.(私はあなたの才能が羨ましい)
- I envy your talent.(私はあなたの才能が羨ましい)
どちらも意味は似ていますが、「I envy your talent」のほうがより自然な英語表現です。一般的に「envy」を動詞として使う方が、「be動詞 + envious of」という表現よりも日常会話では頻繁に使われます。
「envious」の類義語と表現バリエーション
「羨ましい」という感情を表現するには、「envious」以外にもいくつかの言葉や表現があります。状況や文脈に応じて使い分けることで、より豊かな英語表現ができるようになります。
類義語
例文
- Jealous(ジェラス):前述したように、現代英語では「羨ましい」という意味でよく使われます。
例:I’m jealous of your vacation!(あなたの休暇が羨ましい!) - Covetous(カベタス):強く欲する、切望するという意味で、やや文語的な表現です。
例:He was covetous of his neighbor’s new car.(彼は隣人の新車を強く欲しがっていた) - Green with envy(グリーン・ウィズ・エンビー):「非常に羨ましく思う」という表現で、「嫉妬で顔が緑色になる」という意味のイディオムです。
例:I was green with envy when I saw her new house.(彼女の新しい家を見て、私は非常に羨ましく思った)
カジュアルな表現
日常会話では、以下のようなカジュアルな表現もよく使われます。
例文
- I wish I had that(アイ・ウィッシュ・アイ・ハッド・ザット):「そんなの欲しいなぁ」
例:I wish I had a car like yours.(あなたのような車が欲しいなぁ) - That’s so cool/awesome(ザッツ・ソー・クール/オーサム):「すごいね、いいね」
例:You’re going to Paris? That’s so cool!(パリに行くの?いいね!) - Lucky you!(ラッキー・ユー):「あなた、ラッキーだね!」
例:You won a free ticket? Lucky you!(無料チケットが当たったの?ラッキーだね!)
これらの表現は直接「羨ましい」とは言わなくても、同じような気持ちを伝えることができます。
「envious」のよくある間違いと注意点
「envious」を使う際によくある間違いや注意点をいくつか紹介します。これらを知っておくことで、より正確に使えるようになります。
前置詞の使い方の間違い
「envious」の後には、羨ましく思う対象を示す前に「of」を使います。「about」や「for」などの他の前置詞を使うのは間違いです。
誤:I am envious about your success.
正:I am envious of your success.(私はあなたの成功が羨ましい)
「jealous」との混同
前述したように、「envious」と「jealous」には本来異なる意味がありますが、現代では「jealous」が「envious」の意味でも使われます。
ただし、フォーマルな文章やアカデミックな場面では、より厳密に使い分けることが求められる場合もあります。
否定形の使い方
「envious」の否定形は「not envious」です。「unenviable」という単語もありますが、これは「羨ましくない状況」を表す別の形容詞です。
例文
- I am not envious of his position.(私は彼の立場を羨ましいとは思わない)
- He is in an unenviable situation.(彼は羨ましくない状況にある)
文化的な違いに注意
日本語では「羨ましい」という言葉をポジティブな意味で気軽に使うことが多いですが、英語の「envious」は時に否定的なニュアンスを含むことがあります。特に強い嫉妬心を表す場合は注意が必要です。
日本語の「いいなぁ」「羨ましいなぁ」というポジティブな感情を表したい場合は、「jealous」や「I wish I had that」などのより軽い表現を使うと自然です。
「envious」に関する問題
「envious」の理解度をチェックするために、いくつか問題を出題します。頑張って解いてみてください。
- 次の文の空欄に適切な単語を入れてください:She is _ of her sister’s long hair.
- 「彼は私の新しい靴を羨ましがっている」を英語で表すと?
- 次の文の誤りを修正してください:I am envious about your vacation.
- 「envious」と同じような意味を持つ形容詞はどれですか?
a) happy b) jealous c) angry d) sad - 「envious」の正しい発音記号はどれですか?
a) /ɪnˈvaɪəs/ b) /ˈɛnviəs/ c) /ɛnˈviːəs/ d) /ɪnˈviːəs/ - 次の文を完成させてください:Tom looked _ when I showed him my new game.
- 「envy」と「envious」の品詞の違いは何ですか?
- 「私は彼女の成功が羨ましい」を英語で表すとき、より自然な表現はどちらですか?
a) I am envious of her success. b) I envy her success. - 「彼らは私たちの家族旅行を羨ましがっていた」を英語で表すと?
- 次の文の空欄に適切な単語を入れてください:Don’t be _ of others. Be happy with what you have.
「envious」に関するよくある質問
- 「envious」と「jealous」はどう違いますか?
-
本来、「envious」は自分が持っていないものを他人が持っていることへの羨望を表し、「jealous」は自分がすでに持っているものを失うことへの恐れから生じる感情を指します。しかし、現代の日常会話では「jealous」が「envious」の意味でも広く使われています。カジュアルな会話では「jealous」のほうがよく使われる傾向があります。
- 「I’m envious of you」と「I envy you」はどちらが自然ですか?
-
一般的には「I envy you」のほうが自然で、日常会話でよく使われます。「I’m envious of you」は文法的には正しいですが、やや堅い印象を与える表現です。
- 「envious」を使うときに気をつけるべきことはありますか?
-
「envious」には時に否定的なニュアンスが含まれることがあるため、軽い気持ちで「いいなぁ」と言いたい場合は、「jealous」や「That’s cool!」「Lucky you!」などの表現を使うと良いでしょう。また、前置詞は必ず「of」を使うことも覚えておきましょう。
- 「green with envy」とはどういう意味ですか?
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「green with envy」は「非常に羨ましく思う」「激しく嫉妬する」という意味のイディオムです。「嫉妬で顔が緑色になる」という表現から来ています。「She was green with envy when I got the promotion.(私が昇進したとき、彼女は激しく嫉妬した)」のように使います。
- 「envious」の反対語は何ですか?
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「envious」の直接の反対語はありませんが、文脈によって「content(満足している)」や「satisfied(満足している)」、「indifferent(無関心な)」などが反対の意味として使われることがあります。
- 子供に「envious」を教えるときのポイントは?
-
子供には「羨ましい」という感情は誰にでもあるものだと教えつつ、過度な嫉妬は良くないこと、自分が持っているものに感謝する気持ちの大切さも伝えると良いでしょう。また、「envious」より「jealous」のほうが子供には理解しやすい単語です。
- 「envious」はどんな場面で使われますか?
-
「envious」は他人の成功、所有物、才能、機会などを羨ましく思う場面で使われます。例えば、友人の新しい車、同僚の昇進、有名人の才能などを羨ましく思うときに使われます。
まとめ

この記事では、英語の形容詞「envious」について、その意味や使い方、例文、類義語との違いなどを詳しく解説してきました。
「envious」は「羨ましい」「嫉妬深い」という感情を表す言葉で、他人が持っているものや状況を自分も欲しいと思う気持ちを表現します。ここで学んだポイントをまとめると、
- 「envious」は形容詞で、「羨ましく思う」「嫉妬する」という感情を表す。
- 基本的な使い方は「be動詞 + envious + of + 羨ましく思う対象」。
- 発音は /ˈɛnviəs/ で、カタカナでは「エンヴィアス」と読む。
- 「jealous」との違いを理解し、カジュアルな会話では「jealous」がよく使われる。
- 「envy」は動詞または名詞、「envious」は形容詞という品詞の違いがある。
- 「I envy you」は「I am envious of you」よりも自然な表現。
- 前置詞は必ず「of」を使い、「about」や「for」は使わない。
- 日本語の「いいなぁ」というポジティブなニュアンスを表したい場合は、「jealous」や他の表現を使うと良い。
英語学習は単語を覚えるだけでなく、その使い方やニュアンスを理解することが大切です。「envious」とその関連表現をマスターして、より豊かな英語表現ができるようになりましょう。
日常会話やライティングで積極的に使ってみることで、自然と身につけることができます。

