TOEICレベル別の頻出単語400選【一覧表】

TOEICテストでスコアを上げるには、単語力の強化が欠かせません。いくら文法や長文読解の対策をしていても、頻出単語の意味がわからなければ問題を正確に理解することはできないのです。

この記事では、TOEICスコアのレベル別に頻出単語を一覧表にまとめました。初学者の方が効率よく単語学習を進められるよう、例文も中学英語レベルでわかりやすく作成しています。日々の学習に役立てていただければ幸いです。

TOEICテストにおける単語力の重要性

TOEICテストは、リスニングとリーディングの2つのセクションで構成されていますが、どちらのセクションでも単語の意味を理解することが正解への第一歩です。語彙力が不足していると、いくら文法や解法テクニックを学んでも、問題文の意味が理解できないため正答にたどり着けません。

TOEICには特によく出現する頻出単語があり、これらをしっかり頭に入れておくことがスコアアップに直結します。特に、ビジネスシーンで使われる専門的な単語や、日常生活に関わる単語が多く出題される傾向にあります。日常生活に関する問題では「飛行機の遅れ」「雑誌や新聞記事」「Webサイト」などが、ビジネスに関する問題では「請求書」「メール」「会議」などが頻繁に取り上げられるテーマです。

こうした頻出単語をマスターすれば、TOEICの問題文をスムーズに理解でき、解答時間を短縮することができます。特に時間配分が重要なTOEICでは、素早く意味を把握できる語彙力が高得点獲得のカギとなるのです。

スコア別に必要な語彙数の目安

TOEICのスコアを上げるためには、どのくらいの単語を覚える必要があるのでしょうか。一般的な目安は以下の通りです。

ただし、単に数を増やすだけでなく、TOEICでよく出題される単語に的を絞って学習することで、効率よくスコアアップを図ることができます。

初級レベル（〜500点）の頻出単語

初級レベルでは、中学校で学ぶ基本的な単語に加えて、簡単なビジネス用語や日常生活でよく使われる単語が出題されます。このレベルの単語を確実に覚えることで、リスニングセクションの基本的な会話や、リーディングセクションの簡単な文章を理解できるようになります。

例えば、「customer（お客様）」という単語は非常に基本的ですが、TOEICでは頻出です。「The customer wants to buy a new computer.（お客様は新しいコンピューターを買いたがっています）」のように、シンプルな文の中で使われます。

また、「schedule（予定）」も重要な単語です。「What is your schedule tomorrow?（明日のあなたの予定は何ですか？）」といった基本的な質問でも使われます。

以下の表は、初級レベルで覚えておきたい頻出単語100語です。毎日10語ずつ覚えていけば、10日で完了します。

英単語	日本語訳
customer	お客様
schedule	予定表、スケジュール
meeting	会議
office	オフィス、事務所
business	ビジネス、商売
company	会社
email	電子メール
phone	電話
message	メッセージ
appointment	約束、予約
report	報告書
computer	コンピューター
file	ファイル
document	書類
staff	スタッフ、職員
manager	マネージャー、管理者
employee	従業員
work	仕事、働く
job	仕事、職業
project	プロジェクト
time	時間
money	お金
price	価格
cost	費用
sale	販売
product	製品
service	サービス
quality	品質
market	市場
order	注文
delivery	配達
information	情報
data	データ
system	システム
problem	問題
solution	解決策
question	質問
answer	回答
call	電話する
send	送る
receive	受け取る
check	確認する
change	変更する
help	手伝う
need	必要とする
want	欲しい
use	使う
make	作る
plan	計画する
start	始める
finish	終える
wait	待つ
arrive	到着する
leave	去る
travel	旅行する
visit	訪問する
stay	滞在する
return	戻る
pay	支払う
buy	買う
sell	売る
offer	提供する
give	与える
take	取る
find	見つける
ask	尋ねる
tell	伝える
talk	話す
speak	話す
listen	聞く
write	書く
read	読む
look	見る
see	見る
show	見せる
think	考える
know	知っている
understand	理解する
remember	覚えている
forget	忘れる
learn	学ぶ
teach	教える
increase	増加する
decrease	減少する
improve	改善する
develop	開発する
create	作成する
design	設計する
build	建設する
repair	修理する
fix	直す
clean	掃除する
open	開く
close	閉じる
begin	始まる
end	終わる

初級レベルの例文で理解を深めよう

初級レベルの単語を実際の文脈で理解するために、いくつか例文を見てみましょう。

これらの例文は中学英語レベルですが、TOEICではこのような基本的な単語が様々な文脈で出てきます。基本単語の意味を確実に押さえておくことが、スコアアップの第一歩です。

中級レベル（500〜700点）の頻出単語

中級レベルになると、より専門的なビジネス用語や、やや難しい日常表現が出題されるようになります。このレベルの単語を習得することで、リスニングセクションでの会話の詳細や、リーディングセクションの複雑な文章も理解できるようになります。

たとえば、「accommodate（収容する）」という単語は、「Our hotel can accommodate up to 200 guests.（私たちのホテルは最大200人のお客様を収容できます）」のように使われます。この単語は「宿泊させる」という意味でも頻出です。

また、「administration（管理、運営）」も重要な単語です。「She works in the administration department.（彼女は管理部門で働いています）」といった文脈で使われます。

以下の表は、中級レベルで覚えておきたい頻出単語100語です。

英単語	日本語訳
accommodate	収容する、宿泊させる
accounting	会計、経理
administration	管理、運営、行政
advance	前進する、進める
advertising	広告、宣伝
agenda	議題、予定表
analyze	分析する
annual	年次の、毎年の
application	応募、申込書
appointment	約束、予約
appreciate	感謝する、高く評価する
approve	承認する
arrange	手配する、整理する
assessment	評価、査定
assign	割り当てる
attend	出席する
audience	観客、聴衆
authorize	権限を与える
available	利用可能な
award	賞、授与する
balance	バランス、残高
benefit	利益、恩恵
bill	請求書、法案
board	理事会、板
budget	予算
candidate	候補者
capacity	容量、能力
career	経歴、職業
category	分類、部門
charge	料金、請求する
client	顧客、依頼人
colleague	同僚
committee	委員会
communicate	伝える、通信する
compensation	報酬、補償
competition	競争、コンテスト
complaint	苦情、不満
component	構成要素、部品
concern	懸念、関心事
conclude	結論づける
conference	会議、学会
confirm	確認する
consider	考慮する
consult	相談する
contact	連絡する、接触
contract	契約書、契約
contribute	貢献する
convention	大会、慣例
coordinate	調整する
corporate	企業の、法人の
correspond	対応する、通信する
credit	信用、クレジット
current	現在の、最新の
customer	顧客、お客様
deadline	締め切り
dealer	販売業者
decision	決定、決断
decline	減少する、断る
delay	遅れ、遅らせる
deliver	配達する、届ける
demand	需要、要求
demonstration	実演、デモ
department	部署、部門
deposit	預金、保証金
describe	説明する
design	設計する、デザイン
detail	詳細、詳しく述べる
determine	決定する、判断する
develop	開発する、発展させる
direct	指示する、直接的な
discount	割引、値引き
discuss	話し合う
display	表示する、陳列
distribute	配布する、分配する
division	部門、分割
document	文書、書類
domestic	国内の、家庭の
due	期限の、支払うべき
duration	期間、持続時間
duty	義務、関税
economy	経済、節約
effective	効果的な
efficient	効率的な
eligible	資格のある
eliminate	排除する
emergency	緊急事態
employee	従業員
employer	雇用主
encourage	奨励する、励ます
ensure	確保する、保証する
entire	全体の、完全な
entry	入場、項目
environment	環境
equipment	設備、装置
estimate	見積もる、推定する
evaluate	評価する

中級レベルの単語活用例

中級レベルの単語を理解するためには、実際の使用例を見ることが効果的です。以下に、中級レベルの単語を使った簡単な例文を紹介します。

これらの単語は、ビジネスシーンでよく使われる表現ですが、例文は中学英語レベルに抑えています。日常的に使う機会を作って覚えていきましょう。

上級レベル（700〜900点）の頻出単語

上級レベルになると、より専門的なビジネス用語や抽象的な概念を表す単語が増えてきます。このレベルの単語を習得することで、複雑なビジネス交渉や専門的な文書も理解できるようになります。

例えば、「assess（評価する）」という単語は「We need to assess the situation before making a decision.（決断する前に状況を評価する必要があります）」のように使われます。

また、「initiative（主導権、率先）」も重要な単語です。「He took the initiative to solve the problem.（彼は問題を解決するために主導権を握りました）」といった文脈で使われます。

以下の表は、上級レベルで覚えておきたい頻出単語100語です。

英単語	日本語訳
accomplish	成し遂げる
accurate	正確な
achieve	達成する
acquisition	買収、取得
adapt	適応する
adequate	適切な、十分な
adjust	調整する
adopt	採用する、養子にする
adverse	不利な、有害な
advocate	擁護する、提唱者
affect	影響を与える
allocate	割り当てる
alternative	代替案、選択肢
ambiguous	あいまいな
amend	修正する
anticipate	予想する
appoint	任命する
appraise	評価する
approach	アプローチ、接近する
appropriate	適切な
approximate	おおよその
arbitrate	仲裁する
assess	評価する
assign	割り当てる
assume	想定する、引き受ける
assure	保証する
attach	添付する
attain	達成する
attribute	属性、帰する
authorize	許可する
automate	自動化する
brief	簡潔な、概要
calculate	計算する
capable	能力のある
cease	停止する
circumstance	状況、環境
cite	引用する
clarify	明確にする
collaborate	協力する
commence	開始する
comment	コメント、意見
commit	約束する、委託する
communicate	伝達する
compensate	補償する
compile	編集する
complement	補完する
comply	従う
comprehensive	包括的な
comprise	構成する
compute	計算する
conceive	考え出す
concentrate	集中する
concept	概念
concern	懸念、関係する
conclude	結論づける
conduct	行う、指揮する
confer	協議する
configure	構成する
confine	制限する
confirm	確認する
conform	準拠する
confront	直面する
conscientious	良心的な
consensus	合意
consent	同意
consequence	結果
consider	考慮する
consist	構成される
consolidate	統合する
constitute	構成する
constrain	制約する
consult	相談する
consume	消費する
contact	連絡する
contemplate	熟考する
context	文脈、背景
continue	継続する
contract	契約
contradict	矛盾する
contrary	反対の
contribute	貢献する
controversy	論争
convene	招集する
conventional	従来の
converge	収束する
convert	変換する
convey	伝える
coordinate	調整する
cordial	親切な
corporate	企業の
correspond	対応する
counsel	助言する
create	作成する
credential	資格証明
criteria	基準
crucial	極めて重要な
cultivate	育成する
cumulative	累積的な

上級レベルの単語を使った例文

上級レベルの単語は難しく感じるかもしれませんが、シンプルな文脈で使うことで徐々に慣れていきましょう。以下に、上級レベルの単語を使った中学英語レベルの例文を紹介します。

これらの単語は、TOEICの上級レベルでよく出題されますが、例文は基本的な構造になっています。日常会話の中でも積極的に使ってみることで、単語の定着を図りましょう。

最上級レベル（900点〜）の頻出単語

最上級レベルでは、非常に専門的なビジネス用語や、抽象的な概念、法律・金融関連の用語など、幅広い分野の高度な単語が出題されます。このレベルの単語を習得することで、ネイティブスピーカーとのビジネス会話や、専門的な文書も難なく理解できるようになります。

例えば、「incentive（動機付け、インセンティブ）」という単語は「The company offers incentives to employees who work hard.（会社は熱心に働く従業員にインセンティブを提供しています）」のように使われます。

また、「arbitration（仲裁）」も重要な単語です。「They solved their problem through arbitration.（彼らは仲裁によって問題を解決しました）」といった文脈で使われます。

以下の表は、最上級レベルで覚えておきたい頻出単語100語です。

英単語	日本語訳
abide	従う、耐える
abnormal	異常な
abolish	廃止する
abrogate	無効にする
absolute	絶対的な
absorb	吸収する
abstract	抽象的な
abundant	豊富な
accessibility	アクセスのしやすさ
accidental	偶然の
accommodate	適応させる、収容する
accountable	説明責任のある
accrue	発生する、増加する
accumulate	蓄積する
accuracy	正確さ
accusation	告発、非難
achieve	達成する
acknowledge	認める
acquire	取得する
activate	活性化する
adamant	断固とした
address	対処する、住所
adept	熟練した
adequate	十分な
adhere	執着する
adjacent	隣接した
adjudicate	裁定する
adjust	調整する
administer	管理する
admissible	許容できる
adopt	採用する
adroit	器用な
advance	前進する
advantageous	有利な
adversary	敵対者
adverse	逆の、不利な
advocate	提唱する
aesthetic	美的な
affiliation	提携
affirm	断言する
affluent	豊かな
aggregate	集計する
agile	機敏な
agitate	扇動する
align	整列させる
alleviate	軽減する
allocate	割り当てる
allowance	手当、許容範囲
allude	暗示する
ally	同盟者
alteration	変更
alternative	代替案
ambiguous	あいまいな
amenable	従順な
amend	修正する
amiable	親切な
amplify	増幅する
analogous	類似した
analyze	分析する
anecdotal	逸話的な
animosity	敵意
annotate	注釈をつける
annuity	年金
anomaly	異常
anonymous	匿名の
antagonize	反感を買う
anticipate	予期する
antithesis	正反対
anxiety	不安
apathy	無関心
apex	頂点
aplomb	落ち着き
apparent	明らかな
appeal	魅力、上訴する
appendix	付録
applicable	適用可能な
appoint	任命する
appraise	評価する
appreciate	感謝する、理解する
apprehensive	不安な
approach	アプローチする
appropriate	適切な
approximate	おおよその
aptitude	適性
arbitrary	恣意的な
arbitration	仲裁
archive	アーカイブ
arduous	困難な
argument	議論
arise	発生する
aristocracy	貴族階級
arraign	起訴する
arrange	手配する
arrears	未払い金
articulate	明確に表現する
artifact	人工物
ascertain	確認する
ascribe	起因する

最上級レベルの単語を実践で使おう

最上級レベルの単語は難しいですが、基本的な文脈で使うことで覚えやすくなります。以下に、最上級レベルの単語を使った中学英語レベルの例文を紹介します。

これらの単語は、一見難しく見えますが、基本的な文脈で使ってみると徐々に慣れていきます。積極的に使ってみることで語彙力を高めていきましょう。

効果的なTOEIC単語学習法

TOEICの頻出単語を効率よく覚えるためには、効果的な学習方法を実践することが大切です。ここでは、効果的な単語学習法をいくつか紹介します。

単語帳の活用法

単語帳は、TOEICの語彙力アップに欠かせないツールです。TOEICに特化した単語帳を選ぶことで、効率的に頻出単語を学習することができます。

おすすめの単語帳としては、「金のフレーズ」や「銀のフレーズ」があります。

単語帳を活用する際のポイントは以下の通りです。

アプリを使った学習法

スマートフォンのアプリを活用することで、いつでもどこでも効率的に単語学習ができます。通勤時間や休憩時間などの隙間時間を有効活用しましょう。

おすすめのアプリとしては、「スタディサプリ」があります。アプリを活用する際のポイントは以下の通りです。

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復習のコツ

単語を長期記憶に定着させるためには、効果的な復習が欠かせません。以下に復習のコツをいくつか紹介します。

これらの学習法を組み合わせて、自分に合った効果的な学習スタイルを見つけることが重要です。継続的な学習と効果的な復習を続けることで、着実に語彙力を高めていくことができます。

TOEICの頻出単語に関するよくある質問

TOEICの単語学習は何から始めればいいですか？

まずは初級レベル（〜500点）の単語から始めるのがおすすめです。基本的な単語を確実に押さえることで、リスニングセクションの基本的な会話やリーディングセクションの簡単な文章を理解できるようになります。基礎ができた後に、中級、上級と段階的に進めていくと効率的です。

1日にどのくらいの単語を覚えるべきですか？

一般的には、10〜20語程度が適量と言われています。ただし、個人の学習スタイルや時間的余裕によって調整してください。無理に多くの単語を詰め込むよりも、少ない数でも確実に覚えることが重要です。また、新しい単語を覚えるだけでなく、既に学習した単語の復習も行いましょう。

単語を覚えても使い方がわからないときはどうすればいいですか？

単語の使い方を理解するためには、例文とともに学習することが効果的です。TOEICの問題集や参考書には、実際の試験で使われるような例文が多く掲載されています。また、オンライン辞書では用例を確認できるものもあります。さらに、自分で例文を作ってみることで、より理解が深まります。

ビジネス用語が苦手です。効率的に覚える方法はありますか？

ビジネス用語は実際のビジネスシーンをイメージしながら覚えると効果的です。例えば、会議、契約、マーケティングなどのカテゴリーごとに関連単語をグループ化して覚えるとよいでしょう。また、ビジネス記事や経済ニュースを読む習慣をつけることで、ビジネス用語に自然と触れる機会が増えます。TOEICに特化したビジネス英語のポッドキャストを聴くのも効果的です。

覚えた単語をすぐに忘れてしまいます。どうすれば長期記憶に定着させられますか？

効果的な復習が鍵です。スペーシング効果を利用して、覚えた後に1日後、3日後、1週間後、1か月後というように間隔を空けて復習すると長期記憶に定着しやすくなります。また、単に意味を思い出すだけでなく、その単語を使って例文を作るなど、アウトプットを意識した復習をすることも重要です。さらに、関連する単語をグループで覚えたり、イメージと結びつけたりする記憶法も効果的です。

まとめ

TOEICでスコアを上げるためには、頻出単語の習得が不可欠です。この記事でご紹介したレベル別の頻出単語を着実に覚えていくことで、確実にスコアアップを図ることができます。最後に、TOEICの単語学習におけるポイントをまとめます。

TOEICの単語学習は地道な作業ですが、継続することで確実に成果が表れます。この記事で紹介した400語を着実に覚えていくことが、TOEICスコアアップの第一歩となるでしょう。頑張って学習を続けていきましょう！