「be sure of」は英語でよく使われる表現の一つで、日本語では主に「~に確信を持つ」「~を確信している」「~を確かだと思う」と訳されます。
シンプルな表現ながら、「be sure to」などの類似表現と混同されやすく、使い方に微妙な違いがあります。
この記事では「be sure of」の基本的な意味から実際の使い方、類似表現との違いまで、例文を交えながら詳しく解説していきます。
「be sure of」の基本的な意味
「be sure of」の基本的な意味は「~に確信を持つ」「~を確信している」です。
何かについて強い確信や確実性を持っていることを表します。
「sure」は「確かな」「確信している」という形容詞で、前置詞「of」と組み合わさることで「~について確信している」というニュアンスになります。
例文
- I am sure of his honesty.
(私は彼の誠実さを確信しています。) - She is sure of her answer.
(彼女は自分の答えに確信を持っています。) - We are sure of our decision.
(私たちは自分たちの決断に確信を持っています。)
「be sure of」の文法と使い方
「be sure of」は基本的に「主語 + be動詞 + sure + of + 名詞/代名詞/動名詞」の形で使われます。
名詞や代名詞と一緒に使う場合
「be sure of + 名詞/代名詞」の形で、何かについて確信していることを表します。
例文
- I am sure of the facts.
(私はその事実に確信を持っています。) - They are sure of their strategy.
(彼らは自分たちの戦略に確信を持っています。) - Are you sure of this information?
(あなたはこの情報に確信がありますか?)
動名詞(-ing形)と一緒に使う場合
「be sure of + 動名詞」の形で、何かを行うことについての確信を表します。
例文
- She is sure of winning the competition.
(彼女はコンテストに勝つことを確信しています。) - He is sure of getting the promotion.
(彼は昇進することを確信しています。) - I am not sure of finding the answer.
(私は答えを見つけることに確信が持てません。)
「be sure of it」の形
「be sure of it」という形でも使われ、「それを確信している」という意味になります。
例文
- This is the right path, I’m sure of it.
(これが正しい道です、私はそれを確信しています。) - She’ll come back soon, I’m sure of it.
(彼女はすぐに戻ってきます、私はそれを確信しています。) - He said the project will succeed, and I’m sure of it.
(彼はプロジェクトが成功すると言いましたが、私もそれを確信しています。)
「be sure of」と「be sure to」の違い
「be sure of」と「be sure to」はどちらも「確信している」という意味がありますが、使い方と意味に重要な違いがあります。
「be sure of」(主語の確信)
「be sure of」は、文の主語が何かについて確信していることを表します。
簡単に言えば「主語の確信」を表現します。
例文
- I am sure of passing the exam.
(私は試験に合格することを確信しています。) - He is sure of solving the problem.
(彼はその問題を解決することを確信しています。)
これらの文は以下のように書き換えることができます。
- I am sure that I will pass the exam.
- He is sure that he will solve the problem.
「be sure to」(話し手の確信)
一方、「be sure to」は、話し手(書き手)が何かについて確信していることを表します。
簡単に言えば「話し手の確信」を表現します。
例文
- She is sure to pass the exam.
(彼女はきっと試験に合格するでしょう。) - The team is sure to win the game.
(そのチームはきっと試合に勝つでしょう。)
これらの文は以下のように書き換えることができます。
- I am sure that she will pass the exam.
- I am sure that the team will win the game.
例文で比較
次の2つの文の違いを比較してみましょう。
例文
- He is sure of winning the race.
(彼は自分がレースに勝つことを確信しています。)- 彼自身の確信 - He is sure to win the race.
(彼はきっとレースに勝つでしょう。)- 話し手の確信
様々な場面での「be sure of」の使い方
自分自身の能力や行動について確信する
自分の能力や行動について確信を持っていることを表現する場合に使われます。
例文
- I am sure of my ability to handle this project.
(私はこのプロジェクトを処理する自分の能力に確信を持っています。) - She is sure of making the right decision.
(彼女は正しい決断を下すことに確信を持っています。) - We are sure of achieving our goals.
(私たちは目標を達成することに確信を持っています。)
他者や事物について確信する
他の人や物事について確信していることを表現する場合にも使われます。
例文
- I am sure of his loyalty.
(私は彼の忠誠心を確信しています。) - The detective is sure of the suspect’s guilt.
(刑事はその容疑者の罪を確信しています。) - We are sure of the quality of our products.
(私たちは製品の品質に確信を持っています。)
未来の出来事について確信する
将来起こることについて確信していることを表現する場合にも使われます。
例文
- I am sure of our company’s growth next year.
(私は来年の会社の成長を確信しています。) - She is sure of finding a better job soon.
(彼女はすぐにより良い仕事を見つけることを確信しています。) - We are sure of seeing positive results from this new strategy.
(私たちはこの新しい戦略から良い結果が出ることを確信しています。)
「be sure of」の否定表現
「be sure of」の否定形は「not be sure of」で、「~を確信していない」「~に自信がない」という意味になります。
例文
- I am not sure of the exact date.
(私は正確な日付に確信がありません。) - He is not sure of remembering the way back.
(彼は帰り道を覚えていることに確信がありません。) - We are not sure of the outcome.
(私たちは結果について確信がありません。)
「be sure of」と類似表現の違い
「be certain of」との比較
「be certain of」も「~を確信している」という意味で、「be sure of」とほぼ同義ですが、やや強い確信のニュアンスがあります。
例文
- I am sure of his innocence.
(私は彼の無実を確信しています。) - I am certain of his innocence.
(私は彼の無実を確実に信じています。)- より強い確信
「be confident of」との比較
「be confident of」は「~に自信がある」という意味で、自信や期待のニュアンスが強いです。
例文
- I am sure of winning.
(私は勝つことを確信しています。) - I am confident of winning.
(私は勝つことに自信があります。)- 自信のニュアンスが強い
「be convinced of」との比較
「be convinced of」は「~を確信している」という意味ですが、何かに納得した、説得されたというニュアンスがあります。
例文
- I am sure of his talent.
(私は彼の才能を確信しています。) - I am convinced of his talent.
(私は彼の才能を納得しています。)- 納得・説得のニュアンス
「be sure of」を使った会話例
会話例1:仕事に関する会話
例文
- A: Do you think we can finish this project by Friday?
(金曜日までにこのプロジェクトを終えられると思いますか?) - B: I am sure of completing it on time if everyone contributes equally.
(全員が平等に貢献すれば、時間通りに完了することを確信しています。) - A: That’s good to hear. I wasn’t sure of our ability to meet the deadline.
(それを聞いて安心しました。期限に間に合う能力があるかどうか確信が持てませんでした。)
会話例2:友人との会話
例文
- A: Are you going to apply for that scholarship?
(あのスカラシップに応募するつもり?) - B: Yes, I am. I’m sure of meeting all the requirements.
(はい、そのつもりです。すべての要件を満たすことを確信しています。) - A: Great! I’m sure of your chances of getting it.
(素晴らしい!あなたがそれを獲得する可能性を確信しています。)
まとめ:「be sure of」の使い方のポイント

「be sure of」は英語で「~に確信を持つ」「~を確信している」という意味を持つ便利な表現です。
この表現の主なポイントをまとめると、
- 基本的な意味は「~に確信を持つ」「~を確信している」です。
- 文法構造は「主語 + be動詞 + sure + of + 名詞/代名詞/動名詞」です。
- 「be sure of」は主語の確信を表し、「be sure to」は話し手の確信を表すという重要な違いがあります。
- 自分自身の能力や行動、他者や事物、未来の出来事について確信していることを表現できます。
- 「be certain of」「be confident of」「be convinced of」など類似表現とは微妙なニュアンスの違いがあります。
「be sure of」をマスターすれば、英語での確信や自信の表現の幅が広がります。
日常会話やビジネスシーンなど、様々な場面で活用してみてください。